スマホはもはや「学生生活の必須アイテム」。
SNS、個人情報、炎上、フェイクニュースなどについて学ぶことは
正直5教科をがんばるより大事かも….と思っています。
私が読んで多いに納得!親としても勉強になった
現代ネット社会に必須、思春期子育てバイブル本!をご紹介します。
とっても読みやすく、実際のコワイ実体験で学べる一冊です!
スマホを持たせる年齢
中学入学前の12歳が最多
スマホをいつから持ち始めたかを聞いたところ、中学入学前となる「12歳」(30%)が最も多く、平均では10.6歳。
引用元:マイナビニュース「「子どものスマホ」何歳から持たせる? – 低年齢化は鈍化傾向」
すごく納得の結果。
中学生母としての実感ですが、「スマホはすでに中学生の必須アイテム」。
「スマホで部活、下手すると時間割」の連絡がくる時代なんです!
恐るべし。
しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール
本と著者について
学校の宿題でネット記事のコピペがバレた…
知人のTwitterから本人特定して本名公表したら大問題になった…
いや、ありそう!!! (というかあった事でした…)
実際にあった中高生のスマホ・SNSの失敗談からスマホルールを考える本です。
ショートストーリー仕立てで、その物語をヒントにトラブルに巻き込まれない使い方を説明、
活字も大きめで、とても読みやすい本になっています。
著者はモバイルプリンスのタイトルで活躍されている島袋コウさん。
7年の携帯電話ショップ勤務とお笑い芸人の経験からスマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝えています。
沖縄県警から「サイバー防犯PR大使」に任命されテレビ・ラジオにも多数出演されています。
悪影響や注意点。5つの事件事例に学ぶ
本書では下記の実際にあったネットトラブルを紹介しています。
5つの事件簿
- まとめサイトを使って宿題の調べ学習をする アユミの場合
- ネットで悪事をあばくソーシャルジャスティスウォーリアー ユウキの場合
- SNSでプチアイドル。ファンに会ってみると? リサの場合
- ブログで広告収入!ネットで稼ぐカラクリとは? タクマの場合
- あなたがデマの発信者になるかもしれない! チアキの場合
どれも興味深い内容ですよね!
(特にブログをやってる私は「タクマの場合」から読んでしまいました笑)
怖さをわかっていないと、ついやってしまいそうな事例ばかりです。
デマの発信者などは、善意から起こした行動がトラブルになるケースです。
安易な行動の前にやるべき対処方法を学ぶことができます。
ネットトラブル用語
本書では今のネット社会をとりまく様々なネットトラブルについて、事細かに学ぶことができます。
みなさんはネット社会での下記のキーワードの意味を説明できますか?
- なりすまし
- まとめサイト
- トレンドブログ
- 情報商材
- バカッター
- 炎上
- リベンジポルノ
- フェイクニュース
- ソーシャルゲーム
- ディープフェイク
- トーンポリシング
TVや、それこそネットでなんとなく聞いたことがある…でも説明となるとなかなか難しいですよね。
むしろ大人の自分が知りたい…。
もはや子ども達は先に知っているかもしれません。
保護者もこどもも知っておくべきキーワードについても網羅されています!
犯罪被害・加害で後悔しないために
現代社会において、スマホやインターネットは、子どもと切っても切れない存在。
オンライン授業の普及と共にむしろ、積極的に利用していかなくてはいけないものになってきました。
親世代としては、危険だらけのネットにはあまり関わらせたくない…というのが本当のところではないでしょうか。
島袋さんはスマートフォンやインターネットを「車」に例えています。
きちんとマナーを守って運転を行えば、遠くまですぐに移動できる便利な相棒になる。
一方、無免許で運転すると人を傷つけてしまう「凶器」になります引用元:しくじりから学ぶ 13歳からのスマホルール
親世代はネットを怖がり「ブレーキを踏みっぱなし」になりがち。
子ども世代は「アクセル全開でかっ飛ばし」になりがち。
被害者として傷つかない、加害者として誰かを傷つけない。
そのためにはしっかりスマホやネットについての知識を深め、ルールやマナーを守ることが大切です。
うまく「車」を運転できるようになるために、親子で読んでみてくださいね。